カワガラスの釧路川日記Ⅱ

釧路湿原周辺の毎日を書いています。

プロフィール

hige

Author:hige
釧路湿原、釧路川カヌー、写真撮影やらなんやら萬ガイドを生業にしております・・・日々の諸々をブログに書き留めております・・・お暇つぶしにでもどうぞ・・・。
明るくのんびりがモットーなんですが・・・のんびりしすぎるの声もあり・・・。

最新トラックバック

検索フォーム

QRコード

QRコード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
comments(-)|trackback(-)|スポンサー広告|--------_--:--|page top

釧路湿原再生

昨日の新聞に釧路川の蛇行復元の記事が載っていたが・・・パッと見には、素晴らしい記事だった・・・しかし読んでみておかしい・・・と思った・・・が・・・おかしいと思うほうがおかしいのか・・・。笑)

記事は以下のようなものでした。

釧路管内標茶町茅沼地区の釧路湿原内を流れる釧路川では、開発局が1973~84年、氾濫防止などを目的に約6億円をかけて蛇行していた川を約5.5キロにわたり直線化。これにより土砂が流入して湿原の乾燥化が進んだため、同局は2007年から約9億円をかけ、直線化したうち1.5キロを蛇行させる復元工事を行った。

同局は工事完了後の昨年9月、台風15号が道東に最接近した22日から26日にかけての96時間に工事地点の周辺で水流中に混じる土砂量を調査。それによると、工事地点より上流で4日間で1630立方メートルの土砂量が確認されたが、工事した部分では240立方メートルと少なかった。同局は、この違いを蛇行化による土砂削減の効果とみている。
一帯に生息する魚種も調べたところ、99年の調査では見られなかったヤマメやアメマスなど8種もを新たに確認。これを加えた計15種の生息がわかった。また、直線部分を埋め立てた約30ヘクタールにはミゾソバやヨシなど、工事でなくなった植物も育っているという。

まず赤字の部分について・・・

直線化により湿原の乾燥化が進んだわけでは無い・・・確かに水の流が速くなると川の岸付近は乾燥化が進む・・・これは、川岸に樹木が多くはえることでも確認ができる・・・。1970年代に工事した直線化した部分で川幅を広げている・・・川幅を広げるという事は、流速が遅くなり、土砂の堆積が始まるということだ。直線化した終わりの部分(今回の蛇行工事部の旧河川)では、土砂の堆積が、ここ数年著しく・・・春先の水量が多い時でさえカヌーの底がつかえ船から下りねばならなかったのだ・・・早いい話、土砂が沈殿池化していたのだと思う・・・ですから、ここが土砂の供給地では無いということになる。


続いては青字で書かれた部分について・・・

新聞に載っていた調査地点の地図を見ると、下流側の調査地点は、蛇行工事の最終カーブ付近だ・・・川のカーブ付近では流が速くなる・・・わかりやすく言うと手に1mの紐を持ちぐるぐるまわす・・・そうすると手に持った根っこ付近では紐が一周するのに僅か数センチしか進まないが、紐の先では凡そ3mも進むことになる・・・川も一緒でカーブの外と内では流速が違ってくる・・・外側が圧倒的に速くなる・・・流が速いと土砂の堆積は進まず、川底は、深くなり、岸は崩壊が始まっていく・・・もっとも内側では流が緩やかになるのだから土砂の堆積が始まってくる。どの部分で調査したのか、新聞の内容では、充分に知ることができないが・・・外側で調査したのであればおかしな話だと思う。

最後に・・・釧路自然再生協議会で結果を示し、自然保護団体などと話し合う予定だそうだ・・・が・・・一般市民は傍聴は出来るが発言はできない・・・過去二回傍聴したが、発言は、できなかった。笑)


写真は、同地区に近い茅沼の夕焼け・・・・。



                        ys_convert_20120117194504.jpg


あらら・・読み返して見ると随分お堅い記事になっちゃいましたね・・・何でもかんでも悪いというのではありませんよ・・・おっちゃんは、天邪鬼ですから、こんな記事になってしまうんですね・・・今度からいいとこどりしようかなっと・・・。笑)
comments(22)|trackback(0)|未分類|2012-02-09_05:39|page top

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

コメントの投稿

非公開コメント

No title
自然保護についてはよく分りませんが、手を加えないことが
基本ではないかと思うんですけど・・・違ってますかね。
ブレインツリーの水辺にちょっと似ていますね。こういう色の風景が好きです。
No title
ひげさん、こんにちわ♪

まぁ~ 簡単な話、〇〇億円かけて余計なことをしたって事ですかね・・・
その○○億円で、もっと有用な自然保護に活用できなかったんですかねwww
こんにちは
96時間の土砂量を調査だけで結論をだすのは早急ですね。
もっとも、施工した関係者は効果をアピールしたいのでしょうが・・・
長い目でみないと本当の効果はわからないのでしょうね。
こちらの千曲川も名前が示すように曲がりくねった川で、
氾濫はあたりまえみたいな川でした。
それを直線化して、昔の私と場は水田や町といった
ところが少なく有りません。
確かに氾濫は大幅に減りました。
しかし、川より低いところに町や水田がある。
本当に凄い氾濫が起こると町や水田は水の中・・・・

でも、釧路湿原のような大切な自然が、
これでいくらかでもこれで守られて欲しいですね。
きっと昔は広大な湿原を乾かして生かそうと考えた人がいたんですね。
自然に手を加えると、それは自然じゃないって考えも有りますし、山林みたいに手を加えないと藪になってしまいますしなにがいいのかな
経験で言えば水路をコンクリ-トで固めましたら農家の方は大喜びですが、水生昆虫はいなくなりましたよ
お年寄りの方が寂しいとの意見で又一部水路を壊し昔の流れにして蛍が舞うようになるまでは年月が掛かりましたよ
自然との共存は永遠のテーマです
No title
詳しい事は分からないけど、一般市民は何故発言出来ないのかニャ~。
政治でも経済でも科学でも、ラジオ、TVで偉い先生や評論家が色々いってるけど、一般市民の純粋な視点、分析から来る疑問とか,仮説がもっと素晴らしく感じる事も多い様な気がする。情報を精密に開示して、いろんな頭を使うべきだよね。まあ,業界内のなれ合いとまでは言わないけど、なんかマンネリとか淀みみたいなものもどうしても生まれるわけだし。議論する方も助かるのでは。
No title
俊介さん こんにちは・・・。

本当は、手を加えないのが一番だと思うのですが・・・アラスカあたりと違い、人の生活圏が近いですから、そういうわけにも行かないかなと思います。

冬の夕方は・・・いいですね・・・。
No title
maverickさん おばんです。

平たく言えば、そういうことになっちゃいますね・・・。笑)
自然保護という言葉は誰が唱えているかというのも面白いと思いますよ・・・。笑)
No title
オコジョさん おばんです。

千曲川にもそういった歴史があったんですね・・・水というのは、黙っていれば高い所から低い所へと真っ直ぐ流れようとします・・・地質や地形で、その水がどちらに向かうか・・・かわってくるわけですが・・・湿原部の釧路川は、両岸とも柔らかい泥炭で、標高も低いですから・・・ちょっとした障害物で流は変わり釧路川特有の蛇行をつくっていきます。一度、手を入れた川は、上流部も下流部も変わっていくはずです・・・気長な目で見守りたいと思っています。
No title
EGUTI YOUSUKEさん おばんです。

初めて見た人は湿原の広さに夢が広がったことでしょう・・広大な水田地帯ができると思ったに違いありません・・・残念ながら釧路は低温地帯です・・・年間の平均気温が5.7度しかありません・・・そのお陰で湿原は、殆ど手付かずで残ったのです。

多分、これからも工事の手が入らない限り、その姿は今のままで残っていくはずです・・・でも・・・計画は一杯有ります・・・知ってるから尚更、どんな理由付けで来るのか・・・楽しみです・・・。笑)
No title
CHIBIさん おばんです。

アリバイつくりです・・・。笑)

川人足稼業のおっちゃんは、釧路川のことに関しては、ちょっと煩いかも・・・です。笑)

批判ばかりしているわけじゃないですが・・・こんな誤魔化しの論法を見ると・・・ついついね・・・。笑)
自然保護
大自然から云わせたら「要らん事はせんとほっといてそれが自然や」と言いそうですね 
予算が余ったからか予算を貰える仕事がないから「一寸調査して見ようか?報告書の書き方一つで工事予算も取れるかも、しばらくはこれでくえるで~」とか
なんかこの頃想像力豊かになってきてますけど認知症の初期に被害妄想てきな物でしょうか?
No title
茅沼の旧河川は沼になってネムロコウホネやら何やらが生えていたんですけどね。
流れが復活してからは行ってないけど勿体無い事ばっかりやってくれますね、お役人は。
No title
傍聴はできるが発言はできないというのは、どこかで聞いた話・・・

何かに付け、国のやることはお金をかけて無駄なことをする、
と言うのが仕事のようですね。
川の蛇行は自然に任せればよろしいがな。
川を人間に合わせようとするからそうなる。

災害も当然のこと、なんて言うと被害を被った方たちに怒られるかな。
自然災害で生き物が減るのも増えるのも、
仕方のないことだと受け入れる寛容さも必要だと思います。
「専門家」の話?!
こんばんは。
「専門家」の話ばかりを聞きすぎなのか。。。現場で活動している人達の声を何故拾えないのか。。。日本の「専門家」病、根深いですね。
冬景色の画像、また冴え渡ってますね。
水道だガスだ下水だと、掘っては埋め埋めては掘る・・・
予算消化の為でしょうか、最近また工事だらけです。

必要な工事かどうかは一般市民の意見が必須ですよね。
意見は受け付けないは、失敗したら責任取らないは!
民間の会社だったらそうはいかないでしょう・・・
No title
耳朶石どん おばんです。

よく想像力が無いと言われます・・・。笑)

若年性健忘症は、かれこれ患うこと数十年・・・。笑)

ほんと「私のことはほっといて」・・・いつか誰かに言われたような・・・。笑)
No title
ランコニさん おはようございます。

もうすぐ、朝刊がきます・・・。笑)

早寝早起き良い子です・・・。笑)

冬場、よく行きました・・・ショベルローダーが無残な姿晒してましたね・・・あれは解体したんでしょうか・・・。
No title
あーちゃん おばんです。

難しい・・・・。笑)

くさい臭いは、元から経たなきゃ駄目・・・なんのこっちゃ・・・。笑)
No title
yokoさん おはようございます。

まだ頭の中は朝か晩か区別がついておりません・・・とんでもない時間に目覚めたものです・・・今日で二日目・・・。笑)

この美しい自然がいつまでも残せたらと心底思います。
No title
きつつきさん おはようございます。

そうですね・・・。

他人様の褌で相撲を取る・・・癖になります・・・。笑)
No title
ひげさんみたいないつも観察している人の意見が伝わる機会がないと環境は守れませんね。
傍聴のみでは進歩がないと思いました。
自然をいじくって儲かる人がいるのでこんな事業があるんでしょうね。税金の無駄遣いと思います。
No title
kazumiさん おばんです。

こんな記事にコメントありがとうございます。

あんなもん只のアリバイつくりの会なんです・・・・。笑)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。